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IGF-1と抜け毛・薄毛

このページでは、IGF-1と頭髪の関係についてお話します。

髪の毛が少なく、ボリュームがない状態は、見た目の印象を大きく左右しますので、特に人前へ出る事の多い方にとってその悩みは深刻なものですよね。

髪は飾りで生えているわけではなく、大切な頭部を守るために必要で生えているものです。
その毛髪が抜けて薄くなっているということは、その人自身の若さと健康を保つ力が低下していること。これはすなわち、IGF-1が少ない証拠とも言えます。

育毛剤などを用いて頭皮の外側から治療することも一つの手段ですが、体内に潜む薄毛の原因(IGF-1の減少)に目を向けてみましょう。
IGF-1は毛髪の成長に欠かせない物質です。

ヘアサイクルで言う「成長期」にある髪の毛が育っていくときに不可欠な物質ですので、IGF-1の減少こそが薄毛の原因となります。
IGF-1が減少すると、髪の発育状態が悪くなり、成長、退行、休止、脱毛、発毛、というヘアサイクルが崩れます。
つまり、抜け毛が早まり、発毛が遅くなるのです。薄毛は、そうした毎日の抜け毛の増加の結果です。

では、IGF-1を増やすとどうなるでしょう?

IGF-1は毛根にある毛母細胞に元気を与え、ヘアサイクルの「成長期」を伸ばします。
育毛剤が、「抜け毛を防ぐ」という守りの治療だとしたら、IGF-1は「育毛を促す」という攻めの治療となるのです。

実際には名古屋市立大学大学院の研究により、カプサイシン(唐辛子)とイソフラボン(大豆)の同時摂取によってIGF-1が増え、育毛・発毛効果が確認されています。
同大学院の研究では、カプサイシンとイソフラボンの他、露地栽培アガリクス(キノコの一種)もIGF-1を増やす事をつきとめています。

◆以下引用◆
「男性型脱毛症25名、全頭脱毛症が5名、円形脱毛症が1名の合計31名に、カプサイシンとイソフラボンを摂取してもらい、育毛効果を調べたのです。・・・飲み始めて5ヵ月が経過したころ、被験者のみなさんの血中IGF-1濃度を調べてみると、上昇していました。そして、31名のうちの20名に明らかな育毛効果が認められました(有効率64.5%)。」
引用元:血液学の研究グループが偶然見つけた髪を再び生やす新理論(現代書林)

◆以下引用◆
「マウスを使った実験を行ったところ、KA21(※)を食べさせたマウスの血中のIGF-1濃度、海馬のIGF-1濃度、および海馬のCGRP濃度は、食べさせていないマウスに比べ、明らかに増えていることがお分かりいただけると思います。」
※KA21=ブラジル産露地栽培アガリクス
引用元:がん補完代替医療とアガリクス(幻冬舎)

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